求める受験生像

女子高校生の皆さんへ

理系への進学を考える女子高校生の皆さんへ

理系って大変そう?・・・、工学部は男子学生ばかりかな? そんなふうに思っていませんか。そんなことはありません。私たちの身近で使われている製品には、女性エンジニアならではの発想が多く活かされています。世界では女性エンジニアの活躍の場が広がっています。

理系×女子=理系女子。ここでは、先輩理系女子たちをご紹介します。先輩リケジョが諏訪理科大でどんなことを学び、現在の仕事に活かしているのか、その体験談をあなたの役に立ててくださいね。

小口詩音

私の卒業研究テーマはディジタル信号処理を用いて胎児の心音データを解析する技術の開発でした。
 お母さんのお腹にいる赤ちゃんの健康状態は心臓の音(心音)を聞くことで把握できます。しかし、心音が弱かったり、母親や胎児が動いたりすると、雑音で胎児の心音が聞き取りにくくなり経験豊かな医師しか聞き分けられないそうです。

今、医師不足が叫ばれています。この技術をつかって胎児の心音を正確に解析できれば、遠隔地にいる医師や若手医師でも診断が可能になります。いわば、これは、未来の子どものための研究です。他大学の医学部と共同で研究を行い、その成果をまとめ発表も行いました。

今は研究室で身につけた解析スキルやPCスキルを活かして、企画・事務職として就職した諏訪の企業で働いています。私の代からスタートしたこの医学と工学を結びつける研究プロジェクトを、ぜひ女子学生に引き継いで研究を進めてもらいたいと思っています。

 

桑原 未有
桑原 未有
[長野県]松本第一高等学校出身




ぼけている画像を鮮明な画像に復元。高精度のデジタル画像処理に挑戦!

デジカメで写真を撮ったものの、ピンぼけしてしまうことがありませんか?その画像!キレイな画像に修正することができるんです。私が研究していたのはそんな画像処理。焦点がずれてしまった画像、低画質の画像を、鮮明な画像に復元することです。1画素1画素に処理をかけ、鮮明な画像にします。デジカメ画像や医療画像への実用のほか、動画へ応用すれば防犯カメラの画像をさらに鮮明にしたり、工場で検査するカメラに使うと不良品の検出精度を上げることが期待できます。

両親の仕事の関係で精密機械が身近にあったことから、ものづくりをしたいと思い工学の道に進みました。卒業研究では、CPUやメモリを持つDSPボード・マイコンなどに組み込むプログラムをつくっていました。プログラムが正常に動いてくれたときはうれしいですし、何といっても実社会への応用が期待できることが研究のやる気につながりました。

就職は、大学で身につけたプログラミングの知識を活かす、組み込みソフトウェアをつくるメーカーへ決めました。お客様の意向に沿った製品をつくれるよう日々勉強しています。工学部の場合、会社で即戦力となる技術や知識を多く学べますから、技術職をめざすのであれば現在どのような研究をしているのかをわかりやすく伝え納得させることで内定を獲得できると思います。

 

両角 葉月
両角 葉月
[長野県]岡谷工業高等学校出身




音声を制御する技術を活用して、iPhone向けアプリを開発しました!

 2012年12月にiPhone向けアプリで、カラオケのように色変わりする歌詞が表示されるミュージックプレイヤー「カシレボ! JOYSOUND」のアップデート版が発売され、私はこの新機能のソフトウェア開発に携わりました。楽曲からBGMとボーカルを抽出して制御するプログラミングです。これにより楽曲からボーカルだけを取り除きBGMだけを抽出できるため、カラオケを楽しむことができます。
 開発で大切なのは、ユーザーの視点に立って使いやすさを追究すること。新曲ではボーカルを残して歌えた方が便利だと考え、大中小の音量調節機能を提案。このアイデアは企業の方に評価され、採用していただきました。とても嬉しかったです。また、この研究を学会で発表し、貴重な体験を積むことができました。現在はこの機能をパソコン上で実現できるよう、新たなプログラム開発に取り組んでいます。

諏訪理科大のコンピュータメディア工学科は実践力を重視するため、3年次の夏にはインターンシップに参加し、会社でソフトウェアの制作に携わりました。インターンシップでの実習は、実践力を身につけると共に、将来自分がどんな分野で働きたいのかを決めるきっかけになりました。目指す分野で集中して就活した結果、希望のIT分野の会社から内定をいただきました。いまは、入社に向けてプログラミング技術などをさらにスキルアップ中です。

山口 千佳
山口 千佳
[長野県]豊科高等学校出身




リケジョとして毎日楽しく学んでいます!

 数学が好きで高校では理系コースで学んでいました。大学も理系で勉強したいと思い、県内の理系大学である諏訪理科大を志望しました。入学式当日、学科の女子が少なく不安もありましたが、学内で知り合った女子と仲良くなり、さらに「フレッシュマンゼミ」でも同じグループで勉強できて、不安は一気に解消。男子学生とも「ガイダンスグループ」や「実験グループ」の仲間として、共同作業を行うなかで気軽に話せるように。友人が増えることでより一層勉強がやりやすくなりました。

2年次には理大祭実行委員に挑戦し、積極的な大学生活を過ごしました。たくさんの人と接する機会が増え、人間関係が一気に広がりました。

3年次のいま、毎日が楽しいです。特別配属生として研究室に所属し、卒業研究に必要な知識や技術を習得しています。3年次で研究室に入ると女子の先輩もいますし、卒業された女子先輩も訪問してくださるので、研究・就職についての貴重な話を伺うことができ、たいへん心強いです。また、先輩の就活する姿を見て、私も早めの就活準備をスタート。この夏は東京でのインターンシップに参加する予定で、アプリ開発に挑戦します。早めの準備が私のスタイルです。

理系女子として自分のやりたい専門分野を勉強していると、「ここにきてよかったな~」と思う毎日です。